結論から言うと、
「ハイハイをしない=発達に深刻な問題がある」わけではありません。
ただ、
「大丈夫かどうか」は、何を基準に考えるか(主語が何か)によって変わる
と私は思います。
生命の危機という意味で「大丈夫か?」
→ 多くの場合、大丈夫です。
ハイハイをしなかったからといって、
命の危機に直面することはありません。
ただし、何らかの不調が潜んでいることもありますので、適齢になっても自力で移動しない、そのほかに発達がゆっくりなサインがあればかかりつけ医にご相談なさることをおすすめします。
ハイハイより前の発達に遅れがない、ずり這い、いざりばいなどハイハイ以外の方法で移動している場合には、大丈夫なケースが多いです。
より良い脳の発達という意味で「大丈夫か?」
→ ここは、少し話が変わります。赤ちゃんの脳で何が起きているのかを考察すると、
できるなら、ぜひ・ぜひ・ぜひ経験してほしい動き
それが、ハイハイです。
親御さんが
「とにかく生きていてくれればいい」「病気ではないから大丈夫」
と思うなら、ハイハイの重要性についてあまりピンとこないかもしれません。
一方で、
- 逆境に強い子に育ってほしい
- ある程度の運動能力を身につけてほしい
- 丈夫で健康な子に育ってほしい
そう願うのであれば、
ハイハイは、ぜひ経験してほしい大切なプロセスだと考えています。
赤ちゃんの脳は「使われながら」育ちます
赤ちゃんの脳は、生まれたときに完成しているわけではありません。
脳は、
「動きながら」 「感じながら」
少しずつ発達、「配線」されていく、と考えられています。
つまり、
- どんな動きを
- どれくらい
- どんな質で
経験するかが、
脳の土台づくりに深く関わっているということです。
ハイハイは単なる「移動手段」ではなく、
発達のための大切なプロセスと考えられています。
どうしたらハイハイしてくれるの?
「ハイハイの重要性はわかっている。
でも、どうしたらハイハイしてくれるの??」
そう感じている親御さんは、とても多いです。
赤ちゃんに
「ハイハイは大事だから、ちゃんとしてね」
と伝えても、思い通りにいかないのが難しいところですよね。
ハイハイは、
- 教えるものでも
- 無理に練習させるものでもなく
赤ちゃんの脳と身体の準備が整ったときに、自然に出てくる動きだからです。
そのような場合には
当院では、
赤ちゃんがハイハイしやすくなる「脳と身体の土台づくり」を
お手伝いしています。
赤ちゃん一人ひとりの発達に合わせて丁寧に見ていきます。
「無理にやらせる」のではなく、
「できる状態を整える」
それが、
ヘルシーライフセントラルの考え方です。
ハイハイをしないと、どうなるのか?
※ここから先は、赤ちゃんの発達について、少し踏み込んだ内容になります。
今は心に余力がないと感じている方は、無理に読み進めなくても大丈夫です。
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自閉スペクトラム症のお子さんでは、
乳児期に典型的なハイハイをしていなかった割合が高い
という報告があります。
また、臨床の現場でも、
- 医学的に手術や投薬が必要な病気ではないkけれど、自律神経の不調や体の違和感が強く、学校に行きづらい
- 運動がとても不器用、体育が苦手
- 勉強がとても苦手
- チックなどの症状が見られる
といったお子さんたちにについて親御さんに振り返ってもらうと、
ハイハイができていなかった、あるいは量や期間が極端に少なかった
というケースが多く見られます。
だからこそ、
「ハイハイが少なかったかもしれない」=もう遅い、ではありません。
大切なのは、過去を悔やむことではなく、
今の発達に合ったできることを実行することだと思います。
最後に
もし
・なかなかハイハイをしない、ハイハイが少ない
・頭の形や向きぐせが気になる
・「様子見でいいのか」迷っている
そんな時は、まずはご相談くださいませ。
当院では、
赤ちゃんの発達や頭の形についての
無料オンライン説明会、個別オンライン相談(有料) を行っています。
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このブログは、赤ちゃん・子どもの発達と健康について、
「知った上で選びたい」と考える親御さんのための情報を発信しています。 すべての内容が、すべての方に向けたものではない場合があります。
心に余力がないときは、無理に読み進めず、
必要なタイミングで参考にしていただければ幸いです。
この記事を書いた人
Healthy Life Central
乳児・小児の発達と健康を専門とする国際基準(WHO基準)のカイロプラクター
臼田 純子

